こんにちは、RAF (@rafum_fragrance)です。
調香師の知識とともに、” 香り” に着目したおすすめの化粧品や日用品をご紹介。
幅広い香りアイテムについて解説しています。

まとう人の第一印象が変わるほど、影響力のある香水。
すれ違う人から広がる香りに「おしゃれで良い香りだなぁ」と思ったことはないでしょうか?
香水をつけると、自分が心地よいだけでなく、周りの人にも魅力的な印象を与えることができます。
- そうは言っても初心者にはハードルが高い…
- 興味はあるが、コロンやトワレなど知らない単語が多くて手が出せない…
- 街中やオフィスでつけるには匂いがきついイメージがある…
上記のような理由で試す勇気が出ない方が大半かと思います。
そこで今回は、意外と知らない香水の種類と、TPOに合わせた正しい選び方をご紹介。
香りの強さを調節できる香水の付け方テクニックについても解説していきます。
香水を使った経験がない人から、何を買うか迷っている人まで。
誰にでもタメになる内容になっておりますのでご閲覧ください。
香りの強さで決まる3つの種類 コロン・トワレ・パルファム

一度でも香水を手に取ったことがある人は「EAU DE ○○」という表記を見たことがあるのではないでしょうか?
○○の部分にはコロン・トワレ・パルファムのどれかが入っていると思います。
実はこの言葉、香水の濃度(強さ)を意味しています。
「オー (EAU)」とはフランス語で「水」を表しており、香水そのものを指します。
後ろについている言葉が意味するのは香りの濃さ。ふたを開けてみれば単純ですね!
- オーデコロン (EAU DE COLOGNE): 濃度 3-5% 持続時間 約1時間
- オーデトワレ (EAU DE TOILETT) : 濃度 5-10% 持続時間 約3時間
- オーデパルファム (EAU DE PARFUM): 濃度 10-15% 持続時間 約5時間
香水って匂いがきつい…というイメージが先走っていますが、全てがそうな訳ではありません。
濃度に気をつけて選ぶことができれば、香りの強さを自由にコントロールできるのです。
シチュエーションに合わせた香水の選び方

職場やレストラン、華やかなパーティーなど香水を楽しむシチュエーションは多種多様。
自分が心地よいと思う香りを選ぶと同時に、周りの人の気持ちにも配慮する必要があります。
状況や場面に応じて、前述した3つのタイプの香水を上手に使っていきましょう。
穏やかに香らせたい時にはコロンやトワレがおすすめ

コロンやトワレのような強すぎない香りは、ビジネスシーンや公共施設など、マナーへの配慮が必要な場面に適したタイプ。
私自身もそうですが、ふわっと香る程度の穏やかな香りを好む方にピッタリです。
強い香りが苦手な方や、職場でも香水を使いたい方はぜひ試してみてください。
初心者の方は、最も香りが穏やかでなじみやすいコロンから手に取ってみてはいかがでしょうか?
身体にまとうだけでなく、ルームフレグランスとして使用できる点もおすすめのポイントです!
華やかな場面ではパルファムで個性を演出!

パーティーやナイトシーンのような、自分の個性を出したい華やかな場面ではパルファムを選択しても良いでしょう。
特にアートやファッションなど芸術への感受性の高い方におすすめ。
カリスマ性やおしゃれな印象をより引き立たせることができます。
時にはパルファムを使って、周りとは一味違う個性を楽しんでみてはいかがでしょうか?
香りの強さを調節・香水の付け方テクニック

コロン・トワレ・パルファムの使い分け以外にも、香りの強さをコントロールする方法があります。
例えば「強い香りは苦手だけれど、好きな香水の種類に匂いがきついオードパルファムしかない…」
そんな時は、香水をつける場所・つける量を意識してみてください。
- 自分がわかる程度に香らせたい時: 腹部に1プッシュ
- 周囲が気付く程度に香らせたい時: 手首に1-2プッシュ
- はっきりと強く香らせたい時: 首元に2-3プッシュ
香水は身にまとい方ひとつで香る強さが大きく変化します。
基本的には顔に近い部位に吹きかけるほど強く、遠いほど穏やかに香ることがポイント。
手首につける方法は、適度に香りを拡散させることができるため最も一般的。
華やかな場で香りを目立たせたい場合には首元に。
ビジネスシーンや自分だけで香りを楽しみたい場合には、腹部に少量つけるという方法もおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
- 香水への偏見がなくなった!
- 自分に合う香水の種類・選び方がわかった!
少しでも多くの方にそう感じていただければ幸いです。
あなたの好みや使うシーンを想像しながら、色々な香水を試してみてください!!